都市計画分野で最近ホットな土地の「暫定利用」について、都市計画学会の学会誌最新号（65巻3号）で特集が組まれました。

（わたしも恐縮ながらご依頼いただき、ニュージーランド・クライストチャーチ市の仮設ショッピングモールRe:STARTについて１ページ執筆させていただきました）




事例がたくさん、それを俯瞰し、特徴や機能を整理したもの、そして現在を分析し今後を見据える総論が充実した、とてもよい特集です。
（編集、さすが先輩と恐れ入りました）

 


執筆したRe:STARTですが、
2011年の地震以降、クライストチャーチに観光にいったことある人は必ず訪れているかと思います。

震災で壊れてしまった建物の跡地を、土地所有者の垣根を超えて、地元の事業者たちがコンテナで営業しているモールです。一部の土地で、建物再建となった際には、移転も行われました。



ちなみに現地はこのような感じです。





屋台もあります。
ビールが飲めるバーもありますが、全体的に17時に閉店するニュージーランドクオリティなのでそこはご注意ください。



学会員の方はもちろん、そうでない方も大学図書館などで是非チェックください！


各国財政も芳しくなく、最近でも英国のEU離脱などで不測の事態が起きるような昨今、必ずしも恒久的にfixされただけでない、柔軟で希望のある、あたらしいかたちの都市「計画」を考えられると思います。


特集を組み執筆の機会をくださった先輩と、質問に答えて下さったRe:STARTの関係者、そして読んでくださる方に感謝を申し上げます。