って大事だなぁと年々しみじみ思ってきています。
留学に行くころは全然わかっていませんでしたが…
そんなこんなで,東京大学はウィーン工科大学と国際交流協定を結んでいます。
研究交流のほか,交換留学もお互いに奨学金を出し合ってスムーズに行えます。
(なお,ウィーン工科大は日本の12もの大学と協定を締結しているらしいです!)
昨日は新領域創成科学研究科でもウィーン工科大の留学説明会がありました。
OB的な調子で私もお邪魔しました。
参加者は8名も!そのうち2人はわたしのところに話を聞きに来てくれていたので知っていましたが… 枠3名くらいのところ,どうなるのでしょう…
(ただ,まだ漠然と留学に興味のある学生さんも多かったので,大部分はまだ応募しないのかなとは思います)
終了後は,みんな英語で質問するのに気が引けていたらしく,担当のThomasじゃなくてわたしのほうにたくさん学生が集まってきてしまい,お役に立ててよかったけど,それでいいのかなとか…笑
まぁでも,日本人的には英語を使うことだけじゃなく,みんなの前で質問とか発言をする行為自体が難しいですよね……
(それは海外で語学コースをとったときにも実感する。語学力の問題だけじゃない,本当に)
きっとその意識も留学後には変わるでしょう。日本でなく,世界を相手にするときはやっぱり世界の常識で動かないといけなくて。
みなさんの未来が輝きますよう!
そして今日は,工学系研究科とウィーン工科大の共同研究プロジェクトの毎年恒例という発表会がありました。
テーマはdisaster mitigationということで,まずは地震と木造建築物の強度についての講義があって。
向こうの学生さんの作品もビデオで紹介されました。
(編集がまた格好良くて… なんだかこういう成果の見せ方は日本よりも圧倒的に欧米のほうがうまいと思う,いつも)
ポスターもありました。一週間くらい掲示されるそうで。
ヨーロッパの方々は,昔からの建築物がずっと残っていて,建築規制もきつかったりすることが多いので,近未来的な建築に対する憧れが人一倍強い気がします。新宿とか渋谷で興奮するのはそういうことなんだなと^^;
私的には(周辺環境との調和という視点で)どうかなーと思う前衛的な作品をこういう場に限らずよく見かけるのですが,今回もそんな雰囲気。多分彼らからみたら超cool。
特に,おそらく中東から来ている学生かな,と思われる学生さんの作品とか,まさにドバイとかにありそうな超高層ツインビルとか。バブリー…
生まれ育った環境・文化の影響でこういう発想をするんだろうな,と最近気づけるようになって面白いです。
(ただしその気づきが正しいかどうかはわからない)
終わったあとは当然ビールで,とても楽しかったと同時に,卒業後のいろいろも交渉したり相談したりダメ出しをいただいたりもして有意義でした。
年々,若者のローカル志向が高まってきていて,それはそれで地方活性化に凄く大切なのですが,一度は外をみて己を客観視する機会は本当に大事だと思います。
よいところも悪いところも,というか,いいとか悪いとかそういう観点は通り越してまるっと日本自身を,認識することができます。
その理解のもと,ローカル拠点でグローバルに売り込める人材がたくさんでてきたら,とても強くて魅力的な国になると思います。
海外に飛び立つ学生さんが日本にもたくさん増えますように!