朝井リョウさんの作品を初めて読んでみました。「もういちど生まれる」。
友人や恩師が出演していたので桐島の映画は拝見していましたが、活字は初です。
目を背けていたかった辛さを突き付けられる感じ。
過去の、もういまはどうもできない。
でも、自分だけじゃないんだなぁという安心も得られる。同時に、憧れの存在も特別なんかではないんだという失望の現実とも向き合わされる。お見事、是非大学生くらいのこの世代を経験した全ての方にお読みいただきたい作品です。
わたしも本当に何もできずに、こんな歳になってしまったなぁ…と毎日。
ちょっと過去に想いを馳せすぎて、小学生時代を思い出すと、
教科書の挿絵は、こどもに見せる模範的な絵、を象徴するような描き手を選んでいるようで嫌だったな。面白くなかったです。もっと遊びをだして、こどもに真に人気の出そうないまどきの絵柄を打ち出したらいいのに、と思っていました。
そういう意味で、今年の基礎英語1の姿勢はとても好きです。ちょっと狙いすぎ感はあるけど。