緑地計画・造園学な研究者。欧州を中心に、世界のあちこちに出没。大衆的目線からいろいろ捉えてつづります。 メインHP → http://npom.ehoh.net/
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バスで40分ほどゆられて、Riccarton Rotery Sunday Marketへ。競馬場のなかにあるという情報くらいしか持っていなかったので、入口がわかりにくかった。というか徒歩で行くような人はほとんどいなかった。雨が降って大変だったけど、日本人のご夫妻お手製のてりやきチキンバーガーを食べられたり、Kumera(NZではマオリ語でさつまいもがこう呼ばれているらしい)を買えたりしてよかった。お好み焼きやラーメン、お寿司もあったので、また行こう。仮設ATMがあったのが驚きだった。
入口、歩道なし。
忍者バーガーさんのテリヤキチキンバーガーwith卵。通常7.9NZD、卵入りで8.9NZD。忙しくて大変そうだった。
おいしかった。ボリューム満点。
Shortbreadという名のクッキー。美味
バスには行きも帰りも、同じアジア人の少年(輪郭と目が羽生結弦君に似ていた)が乗車。ご近所さんのようである。
雨に濡れたせいもあってか、寒気がするので早々に帰宅。晴れてきたら、庭で地震に関する大きな文献を読む。ヨーロッパでもおなじみの、クロウタドリさんが間近で可愛い声を奏でてくれる。むしろ近すぎて爆音。
Kumeraは砂糖とバターで煮たらとってもおいしかった。固茹で気味になってしまった蕎麦と一緒にいただいた。
ニュージーランド流の挨拶だろうけど、「Today was a good day?(今日はいい日だった?)」的な挨拶への返答がとっさに出てこない… 謎の間が空いて申し訳ない。そして相変わらず、ホストのジェシカの英語は聞き取れない。
パーティーがないと、この家の住人たちは、ものすごく早く寝静まる。21時半にはみんなおやすみなさい。
※ クライストチャーチ生活開始しました。
お店は早々に閉まり、知人も全然いないので、夜にすることがないということで、日記をつけることにしました。ブログでも時々掲載したいと思います。本物の日記データを、読みにくいと思うのですが、そのままコピペします。ただし、隠すべき人物名などは伏せたり、説明が必要なものは私との関係性がわかるように修正したりしています。
個人的なつぶやき形式で、しかも長いですが、留学希望者など参考になることも多いと思うので、よかったらお読みください。
通常営業の、読者向け記事も時々出したいと思います。
***
NZ生活が始まった。昨日の到着による疲れはほとんどなし。
昨日は空港に着いた頃に、たまたまクライストチャーチに車で向かっています!と連絡をくれた後輩に会えたのはとてもよかった。町に点在するWifiを拾って会えたのは奇跡。あまり何もない街だということに気づく。夜は寂しくなって、なぜ縁のない地に来て、慣れない他人との同居を開始したのか。なぜS(ドイツの大切な人)とさらに時差が離れるところに来たのだろうと思い、9月の神戸旅行の写真のなかで、どアップでにこにこ笑うSの顔を見て、泣いた。ウィーンの友人、ティナは2月にNZに来る予定らしい。寂しいと伝えたら、誰でも最初はそうだと言われた。
今朝、SにNZ生活がどうか聞かれた。寂しい?とも。うん、と伝えたら、ティナと同じ答えを返してきた。
クロアチアカップル、アドリアーナと彼氏さんにいろいろアドバイスを受ける。既に1年以上ここに同居しているという、彼女らの英語はわかりやすい。昨日は、誰が誰だかわからなかったし、ほとんど話さなかったけど、安心した。ホストのジェシカの英語はやっぱりわからない、と確信した直後の会話だったのでうれしかった。自転車がないと移動が大変だ、と伝えたら、むしろ車の購入を強く勧められる。3か月でも車が無いと厳しいと。私もそれは昨日だけで、痛いほど実感した。900NZDくらいで彼女らは買ったらしい。そして私の場合、ハイシーズンの2月に帰るから、絶対に売れるから大丈夫と言われた。彼女もリンカーン大学でPropagationというのか、植物の手入れに関することを学びたいらしい。でも高いから悩んでいると。ワークビザはちょうど更新したばかりらしく、手続きの間取り上げられていたパスポートがやっと返ってきたらしく、食事のテーブルの上に乗っかっていた。
みんなが出払っても、のんびりネットサーフィンをし(もっぱら車の買い方など。中古車の出回り方がすさまじい)、お昼にチキンウィングを入れたスープを作り、13時過ぎに自転車を買いに出発。アドリアーナ彼氏さんに教えてもらった近所(とは言っても徒歩30分弱)のCash Convertersに行ってみる。「荷物はカウンター(?)で預けてね」というサインを見てドアに入り、そわそわしていると店員のお兄ちゃんに、大丈夫か聞かれる。自転車を探していると伝えたら店の前にあるのが全部だよと(多分)言われ、そのあとはかっぷくのいい如何にもNZの人っぽい豪快なおじさん(というには若い気も)が対応してくれた。ユーモアたっぷりの凄くいい人だった。でもなまりがきつくて何言っているか度々わからず。東京にも1999年に来たことがあるらしい。あとNZに1年留学しにきた武蔵大学の学生さんとも友達だったのだとか。時折日本語も混ぜて会話してくれた。本題の自転車は、ちょうど昨日にとても状態が良いのが入ってきた、ということでおすすめされたものに注目。試乗も軽くさせてもらい、ブルーは誰にでも人気だからいいよ!と念押しされた。たったの89NZD、つまり5~6000円くらい。確かに安い… しかもメーカーは頑丈そうなDUNLOP。即決しました。NZでは法的に着用が義務付けられているヘルメットも無料で店の奥から出してきてくれました。やさしい…
ちなみに、ネット情報と同じく、この国にはママチャリが普及してないらしい。本気モードっぽい自転車は、私はすぐ疲れてしまうし、荷物がかごに入れられないのであまり好きじゃないけれど、仕方ないです。半日漕いで慣れたら速くて快適になってきた気がしました。背が足りないので、漕ぐ姿勢が不自然になるので無駄に疲れるし、止まるときのバランスが危ういけども。事故を起こさないようにしよう…
そのあとは、昨日と同じく市の中心部を回り、17時で色んな施設や店が閉まるので回り切れなかったところへ。観光案内所iSiteで無料の観光者用SIMをもらう。近くの、震災の記録とこれからの都市づくりを展示したカラフルなコンテナがおしゃれで、前向きな内容だった。日本も全く同時期に地震の被害を受けてしまったわけだけど、どうして、おしゃれに、前向きにクリエイティブにならないのだろう、と感じた。しかし、それはきっと、クライストチャーチが「小さな」「都市」だからだろう。いろいろチャレンジしやすい規模で、しかし意欲的な人材が集まる。
その後行った、今朝後輩にメッセージを通じて勧められたRe:Startは確かに面白かった。コンテナで暫定的なショッピングモールを作っているけど、とにかくおしゃれ。これも、日本ではなかなかやれないよなぁという感じ。似たような事例はあるけど、ここまで規模が大きく、内容の質も高いプロジェクトは難しいと思う。
昨日も行った(後輩と待ち合わせした)ショッピングセンターSouth Cityへ移動。スーパーが目的だったけど、おいしいスムージーをフードコートで飲みながら休憩し、本屋でよさそうな新刊の小説を買う。夜にすることがないならと、英語の小説を買ってみた。まずは1冊読み切ってみよう。あと5分で閉まるんだけど、と言われ、買うか迷っていた地震の被害に関するフォトブックも買うことに決定。DVDつき。ショッピングセンターの通路に出たら、スーパーを除く他のお店たちはもうシャッターが閉まっていた。本屋さん、申し訳ない。っていうか、まだ閉店時間じゃないのに、閉店時間に完全にお店の人も撤退できるよう閉めるのがここの文化らしい。Re:Startもそうだった。どこかの国もそうだったけど、早い。日本でやったら怒られるやつ。
スーパーでの買い出しも済ませ、帰宅するとジェシカはドレスアップの最中。夜はパーティーらしい。その前に来たいとこさん(?)はとてもガタイのいい大男さんだった。とっても気さくでいい人。ワインを庭で飲んでいたみたいだけど、そのあと出発。クロアチアカップルは不在。これを書いている22時20分現在も不在。外も花火で盛り上がっているようだし、みんな土曜はパーティーだのなんだの楽しんでいるのだろう。
こんなに一日で書くことがあると、毎日書けないかもしれない。しかし、ネットサーフィンをするより、日々の発見や感じたことを書き留める方が断然意義のあることのように思う。
しかし、これだけすることがなかったら、恋人や友人、家族を求めるようになるね。
娯楽に溢れた、昨今の東京の若者が晩婚になるのもわかる気がする。
道端で家族やカップルを見ると、しんみりと、大切な人と、時間をつむげるっていいな、と思ってしまう。
さて、読書を開始しよう。
昨日、シンガポールの留学生の子たちや、日本人だけどもアメリカに留学していたという子と会いました。
たとえば某有名私立大学の建築学科でさえ、
「なんにも得られるものがない!つまらない!」
だそうです。
学生もやる気が全然ないし、先生も評価がAばかりで甘すぎるのだそうで、必死に勉強している学生であふれているシンガポールやアメリカの話題が出るとなつかしいね~となっていました。
大学事務も、英語が話せる職員がひとりしかいなかったり(大変そうでかわいそうらしい)、プロセスがなにかと面倒くさかったり、やはり留学生の受け入れシステムは整っていないようです。
大学は国際化を推し進めようと躍起になっていますが、留学生を受け入れる前に、まず自分たち(教員・職員・学生)を外の世界に出し、自分たちが「留学生」・「外国人」となり、その視点を体験する(苦しむ?)必要がまずあると思います。それから、日本に戻り留学生受け入れの仕組みをつくるべきです。
…と、普段から思っていたことではあるのですが、身近な実際の声として聞くとやっぱり勉強になるなという感じです。
自分も少しでもなにか変えられるよう、頑張りたいと思います