昨年度に引き続き、本年度もいただきました。
日本造園学会全国大会のベストペーパー賞です。
(ベストとはいってもベストではなく、今年の場合7つの論文が選出されています)
受賞対象は、「郊外住宅地における空閑地の農園化による有機性資源循環利用シナリオの分析」という論文です。
この賞は、「若手を中心とした会員の萌芽的な学術研究活動を奨励するため、良好なプレゼンテーションを伴った特に優れた内容の論文を表彰するもの」ということで、論文そのものに加え、全国大会での口頭発表が評価されます。
共著者の先生方のお力ゆえの部分も大きいですが(あんなにすんなり査読プロセスが終わるとは……)、一年間、雪の日も雨の日も暑い日も生ごみをコンポスト置き場に投入した日々が報われました。そのデータは分析のほんの一パートを構成しているのみですが、そういう地道なデータの積み重ねで一つの研究は出来上がるものだな…と…
ランドスケープ研究79巻5号に収録されておりますので、是非図書館などでご参照ください。
1年後にはオンラインでどなたでも見られるようになります。
内容を端的に言えば、柏市の空き地を農園化したら、どのくらい堆肥として有機性資源が必要?(=利用することができる?)というお話です。農園化の程度に着目して、3シナリオつくってます。
それが空き地の利用にも、そして生ごみや剪定枝の利用にもつながるので一石n鳥!
(実際に動かすには、現実のいろんなハードルが必要ですが、それはまた課題)
恐れ多くも2年連続でいただいてしまいましたが、この賞に恥じないよう頑張りたいと思います :)