私の所属する学会(どれも)では、若手会員の減少が問題となっているそうです。
インターネットで多くの情報がとれるようになり、憧れの先生にもコンタクトを取りやすくなった結果でしょうか。あえてソサエティを作らずとも、十分ではないか、という潮流の結果?
研究者を志す人が少なくなったのもあると思いますし(そういう人は、論文を投稿するために往々にして会員にならねばならない、でも研究者にならないなら別に論文を必死に投稿する必要もない)、志さない人は情報や人脈がもう学会の外でもつくれるようになったから、という感じでしょうか。
しかし、以前として、学会誌は面白いです。やはり本として、そしてきちんと推敲・査読された文章が残るというのは大事だなと思います。そのときの時代を捉えたものとして。
そして、学会誌の記事や編集後記、その他はしばしに、いろんな人間(=先生方)の辿ってきた歴史、生き様みたいなのが透けて見えて楽しいのです。
学生さんたちも是非入会したり、図書館をあさったりして、もっと読んでみてほしいな。
というつぶやきでした。