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こんな風に日々の色々を考えてみる

緑地計画・造園学な研究者。欧州を中心に、世界のあちこちに出没。大衆的目線からいろいろ捉えてつづります。 メインHP → http://npom.ehoh.net/

独検から考える日本の外国語教育

先日ありがたいことに独検準1級に無事合格しました。
本格的に勉強してから2年弱、まともに習ったのはうち1年にも満たないっていうくらいなら、上出来じゃないでしょうか… 
(厳密にいえばさらにプラス半年〜1年間くらい、ずっと前に独学してたけどあれはないに等しいようなものか)

受検目的は、日本で通用する(わかってもらえる)指標が欲しかったのもありますが、何よりウィーンに滞在しているときではあまり身に付かなかった文法・語彙の増強でした。
合格こそしていますが、まだまだあまり身に付いていないのでこれからも新聞記事を読み続けるとかしていきたいと思います。

で、独検準1級は意外とネット上にも情報があまり落ちていないんですよね。
3級くらいまでが、大学生がやたら受けさせられるレベルなのでしょう。

準1級は一次(筆記試験)・二次(口述試験)に分かれています。
一次の文法セクションが強烈にマニアックだと思います。熟語がやたら重視されているのですが、そんなの使うの? レベル。正直ほぼ全敗していたと思います。それで受かっているのだから熟語問題の存在意義も疑いますが…

まぁでも別に、この筆記試験単体を見るならまだいいのです。
問題は口述試験とのギャップ。
ネイティブな方(+サポート訳な日本の方)に自己紹介をして、与えられた写真に関する質問をされて…と。
簡単すぎる(笑) 英検でいえば3級くらいだと思います。中学生が高校受験のために受けるやつ。

ドイツとかオーストリアで最もよく基準とされているシステム(A1〜C2)でいえば、最も易しいA1レベルです。(私自身はあのゲーテインスティテュートあるいはÖSDの試験を正式には受けていないのですが、ただ向こうの授業で各レベルの最後には試験を受けさせられていてそれは形式・内容ともにほぼ一緒のものだったのである程度わかります)

筆記とのギャップありすぎ…

本当にこれでいいのかと心配になります。

英語に関してもそうですが、読み(かろうじて書きも?)に特化し、構造などを正確に把握できる日本的な教育も大事だと思います。しかし、あまりにも喋るということに関して程度が低すぎると思います。

必要がない、とは言いますが、オリンピックを開催したり、ビジネスを対外的に行ったりしているような先進国がそれではつぶれてしまうかと… 情けないし…
それでも必要ない、というなら井の中の蛙でも鎖国状態でもいけるような閉鎖系の持続的社会をつくるべきです。それはそれでありな気もするけど… 日本独自のガラパゴス文化をつくるとか。

とはいえ、ガラパゴス文化で仮に売るとしても、外を知ることで己の長所短所を知ることができ、自分たちに自信をもったりさらなる伸びしろをもったりできると思うのです。ここにいるしあわせも感じることができると思います。
それには他国の言語、そしてそれを通じて文化を積極的に学ぶ必要があると思います(言語だけでも不十分。言語からでも現地の人のものの考え方が透けて見えますが、さらに背景も知らないと)。

大学院にいても、英語すら最低限あやつれる人が本当に少ないです。学生にも限りません。先生方もです。
どうなってるんだ…

とりあえず自分になにができるか…
問題提起をしつつ、自分自身がいろいろトライしたり切り拓いたりして、明るいたのしい未来を見せることなんだろうなぁ。
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