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こんな風に日々の色々を考えてみる

緑地計画・造園学な研究者。欧州を中心に、世界のあちこちに出没。大衆的目線からいろいろ捉えてつづります。 メインHP → http://npom.ehoh.net/

ミュンヘンとウィーンの国外研究者・学生の誘致政策

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ミュンヘンとウィーンの国外研究者・学生の誘致政策

今朝、先輩が教えてくださった論文。

Reiner et al (2016) 
Urban attraction policies for international academic talent: Munich and
Vienna in comparison
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0264275116306680

ミュンヘンとウィーンについて、国外のアカデミックタレント(=研究者・学生)を惹きつける都市政策についての比較研究。


ウィーンは留学しましたし、その後もしょっちゅう訪れている街で、ミュンヘンも研究やら友人関係やらでしょっちゅう訪れている街です。
できれば(職を見つけに)行きたいなと思っている街でもあります。

ピンポイントすぎる!

(先輩は私の今の職について、公募情報を知らせてくれた方でもあります。わたしのキャリア形成を導く神様でしょうか…)

ということで、早速全文読んだのですが、自分がこれまでなんとなく悟っていたことがクリアに述べられていました。


・ウィーンのほうが外国人が入り込みやすいが、とはいえ実態はドイツ人ばかり、そして実績はウィーンがやや劣っている。学生を歓迎しているが、卒業後の定着率はいまいち。
・ミュンヘンは縮小する労働市場のなか第三国からの受け入れ標的を中国にもっていき、分野も技術的な方を歓迎している。

……という現実です。
やはり!

居住環境についても述べられていましたが、ウィーンはまだまだ移民流入で人口拡大中です。家賃もちょっとずつあがっていますが、それでもミュンヘンのそれとは比較にならないほど安いですし、空室も見つけやすいと思います。
あとウィーンのほうがウェルカム感ありますよね。自由なゆるやかな感じ。ミュンヘン保守。
そのへんは地政学(ウィーンは欧州どまんなか、西欧の玄関口でもある)や歴史(ハプスブルク帝国)の影響があると思います。


自分の分野はストレートには入り込みにくいでしょうし、もはや日本は眼中にないだろうという、高い壁がそびえていますが、具体的な状況がわかり課題が見えたところで、自分がどう入り込めるのか、戦略を練ってやれることは準備しておきつつ、あとは運命に身をゆだねたいと思います。


ちなみに今日からイケメンたちと旅に出ます。


幼稚園くらいからゲームで育った人間ですが、高校~大学あたりからめっきりハマることができなくなっていたなか、ひさしぶりにゲームを買いました…
(PS4もこのために、その甲斐があることを祈ります)





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