クライストチャーチに来て気づいたのが、ここの人たちは別にあとですぐ会うわけでもないのに
"See you later"
を使うことです。
laterっていつ!? 今日はもう会わないじゃん!と最初は思ったのですが、みんなそう言うので、そういうものらしいです。(むしろ知らない人にも言われたことある気がする)
不思議ですね。
あとHiのあとにはやたら、How was your day?系の、「今日はどうだった?」「いい日だった?」系の質問が続きます。はじめは戸惑いました。How are you?は他の国の人とのやり取りでやっと慣れたのに、新ver来た!みたいな。
日本人はこの手のフリと返しに慣れてないから、謎の戸惑いの間が空きますよね。
これはよくネットにある情報ですが、バスの運転手さんにもThank youと言って降車します。離れていても叫びます。
そして、毎日誰かしら(1人以上のこともしばしば)に話しかけられます。
道端でも、バスのなかでも、車のなかからでも…
フレンドリーなのか、アジア人を馬鹿にされているのかたまにわかりませんが、基本的にここの街の人はびっくりするくらいやさしいです。目が合えばにっこり。
今日も海沿いの素敵な図書館で、JAPANと書いたニット帽をかぶったおじさんが、こちらを見てニコッと笑い、「ほら、この帽子見て!」と。ほかにも3、4人くらい目があったらスマイルくれました。
連絡先交換に至るケースもわずか数日のうちに2回ほどありました(多分危なくない方々)。うち一人は、その図書館でたまたま隣に座ってきて再会しました。
寛容だな~~と驚きです。
また、驚くほどいろんな人種の人がいて、もはやどこが出自なのかわからないくらい混ざっている人もいます。島国でも、移民国家ならではの寛容さでしょうか。いろんな人がいすぎて、「違う」ことなんてどうでもいい感じもあります。
私がまだ深い実態を知らないだけかもしれませんが。
昨日のパリの一連の事件は、とてもショッキングでした。
当時はフランスのsettlementだったアカロアというところにいました。
ニュージーランドは、驚くほど頻繁に地震の被害が歴史上あったようですが、そのように、人の社会は平和でも、自然が甘くない場所もあれば、ヨーロッパのように自然が比較的やさしいところでは、結局人が人を追い詰める。
などということを一人考えて、イルカやアザラシたちを探しにいくクルーズでぼんやりしていました。
世界は、こんなにはっきりと目にわかるほどのスピードで、おかしな方向に向かっている気がします。そんなことは私の少ない人生のなかではありますが、いままでなかったと思います。
心の準備をしておかないと、と思っています。