柏キャンパスは門がなく、非常に開放的なこともあり、近所のお年を召した方々が沢山訪れています。もはや常連という方もお見かけします。
そんななか、図書館にもいらっしゃってて、毎日、ここで新聞や文献を読んでいるのだろうなと思います。
そういった方々は、定年退職した後、自身の知的好奇心をみたすためというのが、勿論第一の動機だと思います。
しかし一方で、「東京大学に来ている自分」の事実を得たいのだろうかな、とも思います。特に男性しかいないことから考えると、仕事で一定の地位までのぼりつめたあとの、何もない自分がゆるせないがゆえの、プライドの維持のような気もするのです。(それを非難しているのではありません)
少なからず、的を得ていると思います。
そういう観点からも、大学は地域に貢献するんだなと思いながら。
自分はどういう定年後を過ごすんだろうな。きちんと自分のなかにを拠り所を確立して、外の何かにすがりたくはないな。
っていうか、そもそも定年はいつになるんだろうな。